強がりあいっこ。


まるでタイミングを見計らったかのように

そこで隣のやつがその子に話しかけてきた。



「奈々ちゃんはまだ飲むー?
俺たち頼むけど?」


俺たち端っこの2人以外はだいふ盛り上がっているみたいで

みんなどんどん注文していっている。


「あ、あたし、

まだ残ってるんで大丈夫です」


そうやってやんわり断ったその子。


しかし俺の同期は

「そんなぁ、遠慮しないの!

奈々ちゃんぜんっぜん飲んでないじゃん?

あ、じゃあこれ頼んどくわ!」


とかいって結局勝手にその子の分も追加している。


お前ほんとに、医者か?



俺がまた烏龍茶と交換しても良かったが


もうちょっと飲んでおきます。


なんて言うもんだから

俺はただ真っ赤になってく彼女を見守るしかなかった。

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