強がりあいっこ。
女の子たちが終電があるといって
ほどよい頃に会自体も解散することにした。
男たちは情けないことにベロンベロンに酔っていて
このまま電車に乗ってもらっては
とんでもなく迷惑になりかねないから
俺がそれぞれタクシーに突っ込んでやった。
女の子たちもそれぞれ電車やバスに乗って解散していった。
俺も明日また朝からシフトが入っている。
途中まで数人の女の子と同じ車両に乗っていたが
なにしろ終始無愛想だった俺。
盛り上げ役のヤツらがいなくなった今、
お互いさっきまで同じ空間にいたことは認識していたが話すことはまったくなかった。