恋ごころトルク

 こんな感じで光太郎さんのスパルタ練習を経て、2回目で無事に合格することができた。なんとかかんとか、合格って感じ。

 自動車学校で普通二輪に合格したからと言って、すぐにバイクに乗れるわけではなく、免許センターに行って、書き換えをして貰わなくちゃいけない。これが意外と手間だなぁって思ったり。

 そういう手続きを経て、晴れて免許証に「普二」という文字が記載されたのだ。

「じゃーん」

 新しくなった免許証を見せて、ドヤ顔のあたし。光太郎さんは、パンツ1枚でバイク雑誌を読んでいる。ここは光太郎さんの部屋。

「はい、じゃあ次、大型二輪ね」

「ええー!」

 にやりとした光太郎さんの顔が忘れられない。
 女として、ひとつレベルアップした感じ。木下真白、進化しました。


 ふたりのことと言えば……お互いの部屋を行ったり来たり。あたしが向こうに行く方が多いかもしれない。なぜなら、あたしのアパートには駐車スペースが無いからだ。

 一緒に住むという話には至っていない。そのうちそうなるのかな。

 今日も光太郎さんの部屋で朝を迎えて、そしてここから出勤するんだ。

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