【完結】Re-love 〜二度目の恋はあなたと〜
「あっ、ちなみに杏子のファーストキスの相手は僕やからな」
突然の告白に健一は頭の中で整理できずに「えっ?」と声だけが先に出た。
―――ファーストキス?やっぱり元カレだったとか?
「生後7ヶ月で、杏子からしてくれたからな」
「そんなん、記憶にないでしょ・・・」
笑いながら言う隆博にツッコミを入れたが、隆博の顔はまだ何か企んでいるようだった。
「じゃあ、これはどうかな?僕はお風呂に入ったことも一緒に寝たこともあるからね。背中に少し大きなほくろがあるんだよ」
「・・・・・・」
―――子供の時のこととはわかってるけど・・・なんか腹が立つ!
下唇を噛み締め、隆博を睨み付けた。
「その悔しそうな顔を見るだけで、満足やわ」
ふっと笑うと目元や口元が杏子に似ていて、二人の血の繋がりを感じさせられる。
「悪趣味ですね」
冷静に言うと、再び隆博が笑いながら、
「女の趣味はいいと思うけど?」
と恥ずかしげもなく言った。
「そうですね」
―――惚れた女が同じなら認めるしかないし・・・。