【完結】Re-love 〜二度目の恋はあなたと〜
「なんかされたら俺に言えよ」
「守ってくれる?」
「あぁ、お前が嫌だと言っても守ってやる!」
「ありがとう」
見つめ合って、二人はこの先の未来を考えながら、微笑み合った。
真っ白な病室が、少しだけ色付いたひとときだった。
「明日、検査結果で異常がなければ、退院やから迎えに来てくれるか?」
「うん。わかった」
ようやく気持ちが通じ合った二人は、少し素直になることができていた。
「あぁ・・・海に行かれへんな・・・」
「あ、そうやね」
残念そうに呟く杏子に、健一は意地悪をしたくなった。
「あ〜あ、杏子の大胆ビキニ姿見たかったなぁ」
「アホ!そんなん着ないし!」
と予想通り、頬を膨らませて言うのであった。
「冗談」
「もう知らん!」
そう言う杏子に対して、笑いを堪えるのに必死だった。
「杏子、好きやで」
「知ってる」
「お前のことを守れるのは、俺だけや」
「当たり前やん」
二人の想いは、夏の暑い夜に、ようやく芽が出て来たところだった。