【完結】Re-love 〜二度目の恋はあなたと〜


目を閉じればあの頃の思い出がよみがえる。


「ちっちゃいな!」

「こいつ笑わへんよな!」

「はははっ!何その顔!」


周りには大きな上級生の男の子たち。


泣きそうなのを堪えて、いつか自分を守ってくれる白馬に乗った王子様を待っていた。


ようやく現れたのは、白馬に乗った王子様のように颯爽には現れることはできない、ちょっぴり太っちょな王子様。


乗り物は、白馬じゃなくて・・・象あたり。


『象に乗った王子様』

背中が大きくて

いつも私を守ってくれて


「もう大丈夫。僕がいてるからね」


そう笑う目は、線のように細くなってしまう



夏なんかは、汗だくで見た目はかっこよくないけど私にとっては大切な王子様



その王子様は姿を変えて私の前にやって来た



姿は変わったけど、やっぱり私の大切な王子様は、私を守ってくれた。



そしてこれからは、私があなたを守ります。



この先の未来なんて見えないけれど・・・



あなたと過ごす日々はきっと明るい。



毎日が楽しいはず。



そんな気がするから・・・



あなたが乗っている象の背中に私も乗せてください。



象なら二人くらい軽く乗れるでしょ?



いいですか?




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