【完結】Re-love 〜二度目の恋はあなたと〜


目の前には、涙を堪えながら、上級生のいじめを我慢している小さな小さな女の子。


守ってあげたい・・・。


そう思うとすぐに彼女の前に立ち、上級生から君を守った。


僕の顔を見上げるだけで、いじめっ子たちは、血相を変えて走って逃げる。


僕は何もしない。


ただ彼女を守る壁になるだけ・・・。


壁は感情を持ってはいけない・・・。


彼女と並ぶと不釣り合いなのはわかってる・・・でもそばにいたかった。


君の笑顔を見たかった。


口元にできるえくぼがとてもかわいくて


それを見たさに笑わせた


いや、君が笑う姿を見たくて笑わせた。


でもこの想いは届くことなく、泡のように弾けてしまった。



再び会った君は、あの頃の小さな女の子ではなかった。



でもすぐにわかったよ。



その真っ赤に染める顔と口元のえくぼは変わってなかったからね。



君は僕のことを『象に乗った王子様』と言ったね。


君の王子様でいれたことが嬉しかったよ。


もし君さえよければ、この象の背中に一緒に乗っていただけませんか?




返事は・・・いつまでも待つから。





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