【完結】Re-love 〜二度目の恋はあなたと〜
「ほんま、死ぬ・・・」
「大丈夫?」
健一は、自分の顔を心配そうに覗き込む杏子の表情にドキドキした。
気分は悪いし、ドキドキするという健一には体に悪すぎる状況だった。
―――そんな近くで見るなよ・・・心臓に悪い。
「心配するくらいなら乗せるな」
健一は、動揺を隠すように強がってみた。
「・・・あれくらいで許してあげるって言ってるんやから、いいやん!」
「あれくらいって。俺は死ぬ気で乗ったんやぞ!」
「はいはい」
―――めっちゃあしらわれたし。
健一は、自分が知っている今日この姿を思い出し、昔はもっと可愛くて、守ってあげたくなるような子だったのに・・・と首をかしげていた。
そんなことを思っていたら、後ろから声を掛けられて、健一と杏子は同時に振り返った。
「仲良さそうやん」
声のする方を向くとそこには、健一と杏子を二人きりにさせた人物が立っていた。
「佳祐、どういうことや?」
「美穂、説明してよ!」
杏子は二人にに詰め寄り、説明を求めた。
健一の吐き気は治まり、それとは逆に佳祐と美穂は真っ青な表情をしていた。