【完結】Re-love 〜二度目の恋はあなたと〜
「杏子、帰ろう」
授業が終わり、美穂は妙にテンションが高く杏子を誘った。
―――なんか、機嫌いいし・・・。
「美穂、前田くんと帰らなくていいん?」
「いいの、いいの。今日は杏子の話を聞くんやから」
廊下を歩きながら、美穂は嬉しそうに私を見ていた。
嬉しそうにすればするほど、杏子の気持ちは沈んでいく。
「それで、告白されてなんて言ったん?」
「えっと・・・まず私は眞中くんが美穂のことが好きやと思ってたから・・・」
「はぁ?なんで?」
「遊園地で、眞中くんは・・・前田くんが私を誘いたいけど、二人きりじゃ来ないだろうから、美穂誘った。それで、美穂が来るなら行くって言ったのかな?って・・・」
「はぁ・・・眞中くんのあんたに対する態度を見てなんで気付かんかな・・・」
美穂は呆れ顔をしながら言った。
「なんでって言われても・・・」
「まぁ、それはいい。その先は?」
「・・・なんでキスしたか聞いた」
「で、なんて?」
興味津々といった眼差しで、寄って来たその美穂に圧倒され白状した。
「我慢できへんかった・・・って言ってた」
口にするのさえ恥ずかしくて、杏子はうつむいて答えた。
「が、我慢できへんかったって・・・あんた眞中くんの理性を飛ばすような何をしたんよ!」
「えーっ?!何もしてないって!」
杏子は首をブンブン振り、必死で否定した。
「杏子はそう言われてどうしたん?」
「・・・我慢もできないような軽い気持ちやったんやねって」
「そりゃ軽いって思われてもしかたないよな眞中くんが悪いな」
「でしょ?」
美穂が、自分のの言い分に同意してくれたので、杏子は一気に心強くなった。