秘密が始まっちゃいました。
彼の口調も吐息も熱くて溶かされてしまいそう。
もう、全身トロトロだ。
私という人間が形を保っているのが不思議なくらい。


「優しく……してほしいです……」


私は彼を近距離で見つめ、必死に哀願した。お願いなのに、愛撫が気持ちよすぎて、声が甘ったるい。

荒神さんが一瞬、真顔に戻る。
それから、苦笑いした。


「エロい表情しながら、困り顔すんなよー」


え?私どんな顔してんだろ。
いやらしい声をあげまくった上、エロい表情って……。
余計に頬が熱くなる。


「そっか。しばらく彼氏いなかったって言ってたもんな。ひとりでこーいうことはしないの?」


「しっ……しませんよ!……エッチなことは……3年ぶりくらいです」


荒神さんが指で弄るの中断し、私の身体を強く抱き締めた。
シャワーの中でも荒神さんの匂いが素肌から強く香る。
熱い彼の身体に私も腕をまわす。
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