秘密が始まっちゃいました。
「荒神さん……外、まだ明るいです……」


「おまえ、さては真っ昼間のセックスも経験ないな?明るいうちからする自由さと背徳感を教えてやるよ」


荒神さんが悪い男の笑顔になって、私の唇を奪う。
私は彼の頭を抱え、キスを深くする手伝いをする。


「日冴、好きだ。全部俺のもんにさせて」


荒神さんがキスの合間にささやき、私は夢中で彼を抱き締めた。


「……か、薫さん……私も好きです」


「このタイミングで名前で呼んでくれるとか……。おまえは優しくするっていう俺の決意を崩壊させる気か!」


「そういうつもりじゃ……、あの、どうか優しくお願いします」


私たちは見つめ合って笑った。
そして、最初からやり直すように深い深いキスをした。

あとはもう飲み込まれていくだけ。
恋と快楽の甘い坩堝に私は落ちていった。





*****
< 348 / 354 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop