秘密が始まっちゃいました。
「よかった。日冴が嫁さんになってくれるなら、俺、この先も泣き虫のまんまでいいな」
「いいですよ。私がずーっと抱き締めてヨシヨシします。一生、お墓に入るまで」
「頼むよ、奥さん」
「オーライです、旦那さん」
正反対な私たちが夫婦になる。
泣き虫で適当で強引な彼と、真面目で固い面倒な私。
社内では全然噛み合わなかった私たちが、近付いて恋をして、次はなんと家族になっちゃうのだ。
嬉し涙があったかくて、喜びが全身を駆け巡る。
こんな素敵な未来、想像してなかった。
新しい世界が開けたようで、私は目一杯息を吸い込んだ。
タバコと彼の匂い。
私は薫さんの頬に軽くキスをして言った。
「ひとつだけ条件」
「なんだよ」
「私と結婚するなら公私ともに禁煙してくださいね」
「えー!?やっぱおまえハードル高いなぁっ!!」
いつかの居酒屋で交わした会話を再現して、私たちは大きな声で笑った。
私たちが家族になることを決めたのは、今年も終わりかけたある夜のことだった。
<了>
「いいですよ。私がずーっと抱き締めてヨシヨシします。一生、お墓に入るまで」
「頼むよ、奥さん」
「オーライです、旦那さん」
正反対な私たちが夫婦になる。
泣き虫で適当で強引な彼と、真面目で固い面倒な私。
社内では全然噛み合わなかった私たちが、近付いて恋をして、次はなんと家族になっちゃうのだ。
嬉し涙があったかくて、喜びが全身を駆け巡る。
こんな素敵な未来、想像してなかった。
新しい世界が開けたようで、私は目一杯息を吸い込んだ。
タバコと彼の匂い。
私は薫さんの頬に軽くキスをして言った。
「ひとつだけ条件」
「なんだよ」
「私と結婚するなら公私ともに禁煙してくださいね」
「えー!?やっぱおまえハードル高いなぁっ!!」
いつかの居酒屋で交わした会話を再現して、私たちは大きな声で笑った。
私たちが家族になることを決めたのは、今年も終わりかけたある夜のことだった。
<了>


