太陽のあいつ《完結》
「……俺はサオリのことが、
好きだよ。
だから他に好きな奴なんて出来ていない」



サオリは窓の外に向けていた顔を
俺の背中に押し当てた。



素肌にYシャツを着ている
俺の背中に濡れる感触。



サオリ…
泣いている??



俺はサオリの手を握り、
優しく腕を解くと
前の席に座らせた。


うつむいたまま、
何も言わないサオリ。



サオリは気付いていたんだ。


俺が
他に好きな奴が出来たことを…


ごめん、
ホントごめん…。


サオリは最高の彼女なのに…。
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