おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
赤ちゃんが…もういない。
赤ちゃんは…お腹から出されて…
赤ちゃん…どこにいったのかな。
出されてしまった時、痛くなかったかな。
寒くはないかな…
赤ちゃんは
赤ちゃんは
赤ちゃんは………



「うっ………」

朦朧としてる意識の中で、頭の中をフル回転させてしまったためか、猛烈な吐き気に襲われた。

「どうした?」

えずきだした私に陽があたふたする。



気持ちが悪い………吐きそう…

「ううっ…気持ちわるいよぅ…」



悲しさと、吐き気でごちゃごちゃで、泣き叫ぶ私。

うえうえ言いながら泣き出した私を見てナースコールで看護婦さんを呼ぶ。



「どうしました?」

「うっ…気持ちが………うう…」
来てくれた看護婦さんに泣きながら気持ち悪いと訴える私。
陽は何もできず後ろに下がった。



「大丈夫ですよ。落ち着いて…深呼吸して、」


背中を抱き、看護婦さんが呼吸を整えてくれる。
落ち着いてくると、ボロボロ涙が込み上げてくる。



「私の…私の赤ちゃんどこいっちゃったの!?うう…どうして?…どこ……に…」

「…………」



まだ安定しない意識の中で感情が爆発して、看護婦さんに泣き付いた。
看護婦さんにいっても仕方ないのに…

看護婦さんは何も言わず、ただ背中を優しくたたいてくれてた。
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