おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
同じだよ。


「なんで麻那が…」
っていうお母さんの気持ちと、

「なんで私の赤ちゃんが………」
っていう私の気持ち。





お母さんにはなれなかったけど、気持ちはおかあさんなんだよ。




もう赤ちゃんはここにはいないけど、お母さんと同じ、確かな母性がまだ残ってる…








言葉を発するのも苦しいくらいに切なくなって……



悲しくて、悲しくて………




心配してくれてるお母さんの思いが切ないのと、恋しいのとぐちゃぐちゃになって…



「もうつらいからその話はしないでね。また落ち着いたら電話する。」



言い捨てるように言ってしまう。



呆れるくらいに甘え下手。

反抗期にそうしたような、構わないでって言い方…



そんな言い方しかできなくて…



そんな言い方しなくちゃ、長女でしっかり者の私が崩れてしまいそうだった。





こんな時なのに、親に甘えられないなんて。
ひどい娘だね…



「そうだね……ご飯たくさん食べて、少しは太って、しばらくゆっくり休みなね。」





言葉を考えるようにそれだけ言って電話を切った。






電話をベッドの上に投げ出すと、泣き顔がわからないように布団につっぷした。



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