おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
退院は次の日の朝。



病院によっては1日の入院ですんだり、日帰りだったり様々だけど、私は2泊3日。

長い3日間だった。






手術が済んでしまえば、普通の体みたい。

ただ、生理がきている状態と同じ。





お腹をさするクセはまだ残ってるし、トイレにいく度に出血に落ち込み、空を見ては涙ぐむ。


普通なのに、普通じゃない。






隣の部屋の幸せの音を聞きたくなくてかけたニュースは、1日の出来事を伝えてる。



置いてきぼりだ…



世界だけが時をすすめてる。



私はここに立ち止まったまま。




動きたくなんかない。
このまま、何も考えたくない。





その願いはすぐに打ち消される。



「麻那………言いにくいんだけど、明日からのこと話していい?」




午後の日射しが優しくなった頃、陽がなにか書類を持って側に座った。
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