おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
「なに?入院かなんかの書類?」


私が覗きこもうとすると、その視線から隠すようにして話しはじめる。


「これは麻那は見なくていいから。話だけ…聞ける?」





何だろう…

私は頷いた。






「はる…ちゃん…、送ってあげないとならないんだ。今日で12週だから。あさって斎場で。」





さい…じょう……………?
斎場って………





理解したくない。

その思いが顔をこわばらせる。




「つらいけど…二人のことだから言うよ?12週からは流産だけど死産扱いになる。役所に届けなくちゃならないしちゃんと…火葬してあげなきゃならないんだよ…」




し……ざん…?
かそう…………?




なんの話?

どこの話よ。


あの子は帰っちゃっただけでしょ?


なんでそんなこと言うの?






「……やだ…」


「やだよな…わかるよ。でも決めなくちゃならないんだよ。」




閉じた心と、ふさいだ耳から聞こえてきたことは



病院に火葬をまかせるか、
自分たちの手で火葬場にいき、送ってあげるか……



悲しい流産のあとには、つらい手術がまっていて……
最後には残酷な現実が待っていた。
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