おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
空へ
もうすぐ家につくよ。
ほら。
あそこの川にかかる橋はね、ママが小さい頃よく遊んだんだよ。
見える?あの家は、おばあちゃんとおじいちゃんと過ごしたおうちだよ。
それで………
話はたえることない。
あなたは私の膝の上で寝てる。
聞こえてる?ママの話。
ママのおひざは暖かい?
思い出したんだ。
ママもね、私もね。
お母さんのお膝が好きだった。
まだ記憶もあいまいなくらい小さい頃、私は夜中に高熱を出した。
夜中だから普通の病院はどこも閉まってて…
お父さんが急いで車を走らせて、救急病院まで行ってくれた。
お母さんが抱っこして私を抱えて病院に入って………
私は熱くて熱くて…そしてすごく眠くて朦朧としてた。
ボーっとする意識の中、お母さんは
「ほら、お母さんのとこで寝てていいから。」
って膝で寝かせてくれた。
私は恥ずかしくて…寝たふりをしてた。
お母さんはソワソワ落ち着かなくて、心配してたんだろうな。ソワソワする膝は寝ずらかった…
でもあったかくて…安心していつの間にか寝ちゃった。
忘れてた。
時が過ぎて、反抗期になって、お母さんの手からはなれて、自分もおかあさんになって……
記憶の中に鍵をかけてしまってあった大事な思い出が今、開かれた。
私もね。ちゃんとお母さんに愛されていた。
どうでも良くなんてなかった。
私があなたを、思うその気持ちと一緒。
ねぇ、ママのおひざは暖かい?
いつまでも寝てていいからね。
いつも暖かいひざを用意して待ってるよ。
ほら。
あそこの川にかかる橋はね、ママが小さい頃よく遊んだんだよ。
見える?あの家は、おばあちゃんとおじいちゃんと過ごしたおうちだよ。
それで………
話はたえることない。
あなたは私の膝の上で寝てる。
聞こえてる?ママの話。
ママのおひざは暖かい?
思い出したんだ。
ママもね、私もね。
お母さんのお膝が好きだった。
まだ記憶もあいまいなくらい小さい頃、私は夜中に高熱を出した。
夜中だから普通の病院はどこも閉まってて…
お父さんが急いで車を走らせて、救急病院まで行ってくれた。
お母さんが抱っこして私を抱えて病院に入って………
私は熱くて熱くて…そしてすごく眠くて朦朧としてた。
ボーっとする意識の中、お母さんは
「ほら、お母さんのとこで寝てていいから。」
って膝で寝かせてくれた。
私は恥ずかしくて…寝たふりをしてた。
お母さんはソワソワ落ち着かなくて、心配してたんだろうな。ソワソワする膝は寝ずらかった…
でもあったかくて…安心していつの間にか寝ちゃった。
忘れてた。
時が過ぎて、反抗期になって、お母さんの手からはなれて、自分もおかあさんになって……
記憶の中に鍵をかけてしまってあった大事な思い出が今、開かれた。
私もね。ちゃんとお母さんに愛されていた。
どうでも良くなんてなかった。
私があなたを、思うその気持ちと一緒。
ねぇ、ママのおひざは暖かい?
いつまでも寝てていいからね。
いつも暖かいひざを用意して待ってるよ。