おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
お母さんは年子で私たち姉弟3人を産んでいる。

安産だったんだろうな。


妊娠したら出血はないはずだ。
とか、
以前から痩せぎみだった私を心配して栄養の話をお説教するように話していた。



電話を切ると我慢していたつわりを抑えるために間食をとる。
陽が大量に買ってきていたビスコを思い出し笑いしながら食べていると電話の着信音が鳴る。


誰だろ?


スマホの画面を見ると見慣れた名前。
着信の主は妹だった。



妹との連絡はもっぱらlineかメールだった。
電話かけてくるなんて珍しいな…
不思議に思いながら受話ボタンを押す。



「もしもし。なに?」


「聞いたよ!麻那、妊娠したんだって!?」



「情報が早いなぁ…。お母さんから聞いたの?」

早すぎる情報の伝わりに若干引きながら答える。

あれからの時間を考えると私からの電話を切ってすぐに妹に電話をかけたようだ。




「良かったじゃん!
あ…でも麻那が血出ちゃったってお母さんすごく心配してたよ。大丈夫なの?」


妹にまで相談するくらい心配してたのかな?
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