おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
そんな私も仕事は順調そのもので、保育園では担任の先生としてたくさんの子どもたちと毎日を過ごしていた。
「それでさ、リュウくんったらさ!」
「麻那は本当に子ども好きだな」
かつて彼氏だった陽とは2年の交際を経てめでたく結婚し、幸せな新婚生活は1年を過ぎようとしていた。
18歳で結婚は早い決断だったけれど後悔はしていない。
「子どもってさ、ほんと可愛いんだから!」
私は毎日の保育園での出来事や、担当している子どもたちの話をよく話していた。
「じゃあ、もし子どもできたら安心してまかせられるよな」
「あ、ちゃんと手伝ってよね?」
そんな幸せな生活を夢見て、未来について話す日も多くなっていた。
そろそろ、いいのかな…?
保育士の仕事も一回りこなし、少しずつ自分たちの子どもについても考えるようになっていた。
ただ、妊娠につきものの、産みの苦しみの話だけが気にかかり自分から赤ちゃんについて話を振る勇気はまだ出てこなかった。
「それでさ、リュウくんったらさ!」
「麻那は本当に子ども好きだな」
かつて彼氏だった陽とは2年の交際を経てめでたく結婚し、幸せな新婚生活は1年を過ぎようとしていた。
18歳で結婚は早い決断だったけれど後悔はしていない。
「子どもってさ、ほんと可愛いんだから!」
私は毎日の保育園での出来事や、担当している子どもたちの話をよく話していた。
「じゃあ、もし子どもできたら安心してまかせられるよな」
「あ、ちゃんと手伝ってよね?」
そんな幸せな生活を夢見て、未来について話す日も多くなっていた。
そろそろ、いいのかな…?
保育士の仕事も一回りこなし、少しずつ自分たちの子どもについても考えるようになっていた。
ただ、妊娠につきものの、産みの苦しみの話だけが気にかかり自分から赤ちゃんについて話を振る勇気はまだ出てこなかった。