双子姉妹の胸キュン恋愛道!
やっぱり私は元樹君が好きだからだ。
恐らく、私のドキドキは博人君に対してではなくて、この状況にドキドキしているだけだ。
慣れてないからドキドキしているだけだ。
それが…。
余りにもこの場面が長いから気持ちが飽きちゃったんだ。
よく考えると…。
さっきから囁いたり、甘い言葉を言ってくれるけど、私、何もされてない。
顔を上げられたり、太もも見られたけど、襲われた訳でもない。
そもそも博人君は何故に私ばかり言ってくる?
そうだ、私が花子さんの邪魔していると思っているからだ。
私が花子さんの邪魔を…。
「ねぇ、博人君。」
「なんだい?」
「どうして花子さんの執事やってるの?」
顔を上げられたまま尋ねた。
その言葉に対してフッと吐息を出すと、顎を持っていた手を離して傍にある椅子に腰かけた。