双子姉妹の胸キュン恋愛道!
「私、思ったのだけど。」
制服の乱れを直しながら初音も立ち上がって傍に会った椅子に腰かけた。
「博人君って、花子さんの事好きなのでしょ?」
その問いかけに博人は前髪を触りながら答えた。
「執事がお嬢様の事を好きだなんて…。それは言ってはいけません。」
「言ってはいけない、けど、思いはあるのでしょ?」
再度の問いかけに答えず、博人は立ち上がって扉に向かった。
鍵を解除する。
「私は…。」
博人の背中に話しかけた。
「元樹君が好き、大好き。どうやら花子さんも元樹君の事が好きみたい。ねぇ、博人君。私を邪魔者にして、花子さんがそれでもし元樹君と仲良くなれたとしても…。博人君が花子さんを思う気持ち、届かないと思うよ…。」
「だとしても…。」
立ち止まって背中を向けたまま呟く。
「それが執事、というものです。」