三行ラブレター




「これきて見ろよ」

「…え?何で?!」

「良いから!さっさと行く!」


無理矢理試着室に入れられ、私は仕方なく着替えた。

坂田の選んだ服は白いワンピース。
けれど温かそうな素材で着た瞬間、制服よりも暖かみががあった。


試着室を出るとそれに見合った靴も用意されていた。



「それも履け。コンタクト持ってねぇの?」

「…持ってません」


「たく、融通のきかない奴だな」なんてぶつぶつ文句を言われ
私ははぁ?と心の中で思ったりして。
メガネを外せと言われて渋々外せば、坂田をチラッと見て
外したぞ!と言わんばかりに胸を張った。

我ながら子どもだと思ったけど。

無理矢理後ろを向かせられ試着室に備え付けてあった大きな鏡には
私と私の肩に手をやり珍しく真面目な顔をした坂田の姿が映し出されていた。


「…――」


鏡越しで見た私の姿は自分じゃないような感覚に陥る。

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