白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「儚、そろそろおやすみ。結構はしゃいだろ。ふーたちは武富先生に紹介してくるからさ」
「えー」
「反抗する気か?」
「ちー。寝ますよー。おねいちゃんの般若。ふーおにいちゃん、りなみちゃん、起きたらまだいてくれる?」
「どこで覚えてくんだそんな貶し」
ぼそっと言ったやつに、刹那が苦虫を噛み潰したような顔をしている。
言っても怒らないんだな。
なんだかんだでおねえちゃんなんだな。
俺たちは儚をベッドに横にして、布団を掛けてから部屋を出た。
扉を閉めた理波ちゃんの手が、震えていた。