恋じゃなくてもイイですか?


最初の内は「何者だ!?」と眉間に皺を寄せたような顔をして、警戒していた茶トラのミーちゃんだけれど、毎日ごはんをあげるようになったら、「この人(私)はごはんをくれる人」と認識されたのか甘えてくるようになった。


ミーちゃんはお腹が空いているのか私の足元にすり寄って、「食堂に行こうよ~」とアピールした。


実際話している訳ではないのだけれど、何となく、そう言っている気がするのだ。


「はいはい、ごはんが欲しいのね」とミーちゃんに返事をしつつ、食堂へと向かう。


買い置きの缶詰をミーちゃん用の器に開け、テレビの前に置いた途端、ガッツ食いを始める。


本当に食べるのが好きだよね。


だから、食べた分だけ大きくなっていくんだなと、缶詰を食すミーちゃんを、ソファに腰かけ眺めていた。


ミーちゃんはごはんを食べ終えたら満足したのか、ソファに上がると、ミーちゃん用のクッション(ハルニレ命名)の上に丸くなった。


頭を撫でると、ゴロゴロと喉を鳴らし始めた。


デブ猫だけど、かわいいんだよね、毛並みが柔らかくて気持ちいいし。


ハルニレがミーちゃんを愛する気持ちが解る。



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