あの日、君に伝えたかった




「知っている人はいません。
このことを知っているのはおじさんだけです。
自分も同じことをしたおじさんが、警察や誰かに話すことはしません。
時間がたったからといって、おじさんがおばさんを監禁したことは確かですから」

「他には?」

「メイさんを誘拐した時も周りには誰もいませんでした。
予めメイさんが通る道には盗聴器とカメラを仕掛けておきましたから。
それを厳重にチェックしながら、メイさんを気絶させましたからね」


準備良いなー本当に。



「もしかしたら、兄さんかもしれません」

「お兄さんが?」

「今説明していて思ったのですが、どこで兄さんはボクらのことを知ったのでしょうか?
警察にボクらのことを言ったのは兄さんです。
どこかで気が付いていたのかも・・・」



お兄さん、恐ろしい!

夜斗をストーカーしていたのかも!?



「お兄さん、ストーカーしていたとか?」

「・・・あぁ、そうかもしれません」

「思い当たる節でもあるの?」

「兄さんは過去に何度か彼女をストーカーして相手に叱られています。
でも両親がお金で解決してきたので、大事にはなっていません。
兄さんにはストーカーの経験も実力もあります。
可能性はあるでしょうね」



お兄さん・・・。

怖いよ、やること全てが。




経験も実力もって・・・。


怖いな成宮兄弟は。




大丈夫なのかな?

成宮総合病院って、かなり大きいからさ。





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