オリのナカのヒメ
「ぁ…ぇ、…そ、そう、です…」
ふふ、やっぱり。
やっっっと認めたわね…。
『ところであなた達、まだ、死にたくないわよね?』
「は、はい…?」
羽「ちょっ、琴乃!?それはまずくない?!」
羽月が焦った様子で私に言った。
『…じゃあ羽月、逆に考えてみて?病院送りだけで終わらせたら、どうなると思う?…証拠になるのよ、私達がやったっていう証拠に。』
羽「そ、それはっ、そうかも…だけど…でも!『それにね、見て、この子達の耳の後ろ』…え?」
私がそう言って、2人に見せた。
苺「あっ…!」
羽「うわ…」
私はクスッと笑って1人の耳に触った。
『ね?こんなところにまで盗聴器をしかけてあるの。まぁ幸い?録音だけになってたから、彼らに聞かれることはないわけだけど』
「聞かれることがないだと!?これで録音して、会長達に聞いて頂くんだ!」