涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜
それになんとなく…
こう、ムラっと…きた、といいますが…。
「…夏希」
「ん?」
「パンツ、見えてる。」
「は!?」
真っ赤になってスカートの裾を抑える彼女を焦らせたかった、という感情の方が強かったのかもしれない。
平然としてる夏希と、心の中ではぐっしゃぐしゃでバックバクの心臓があたふたとしてる俺。
…な?
なんとなく、気に食わないというかなんというか。
「…っもう!!
早く勉強して!!」
「はいはい。」
俺も"余裕"を見せたかった、だけ。
ドキドキしてるのが、自分だけだって思いたくなかったんだ。