涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜
「…最低なのは同じ」
「っ、」
「だから…自分ばっか責めないで。」
むしろあたしを責めてよ。
悪かったのは、あたしだ。
智尋と鞠さんのキスシーンを見て、嫉妬という感情に飲まれて、怜に独りよがりなキスをした。
あれが…一番、きっとやっちゃいけないことだった
だけどきっと。
それをあたしが言ったとしても、怜は自分を責め続けるから。
あのキスを避けられなかった自分を責めるから。
だから、あえてあたしは言わないでおく。