今さら恋なんて…



「仕事にかまけすぎて結婚するの忘れてたんだよ」


「…じゃぁ、そのまま忘れてなよ」


シゲハルは何して働いてるのかよく知らない。


だけど…身なりや羽振りを見ても…ちゃんと…ううん。しっかり働いているんじゃないか、ってことは容易に想像出来た。


だからこそ、守っている家族が居るんじゃないか、って思ってたのに…。


「ひでぇ…。…それにしても、つーにフラれ続けて早3年…。俺このまま老いぼれになっていくんだろうな」


「じゃぁ、他の人と結婚しなさいよ」


「俺はつーじゃなきゃ嫌だ」


「……」


不覚にもドキッとした。


自分が誰かに必要とされている、って言うのはいつでもドキドキする…。


シゲハルだって…本気で結婚相手探そうと思えば、簡単に相手見つかりそうなのに…。


何であたしがいいんだろう、って思ってたから…。




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