今さら恋なんて…
「……そ、そう…」
「きっと、夜中に起きて、お風呂に入ったんじゃないんですか?洋服のまま寝ていて、寝苦しかったんでしょうし…。俺も爆睡してたんですかね。全然司さんがお風呂に入ったの、気付かなかったです」
お風呂に入るには一度寝室からリビングに出なければいけない。
寝室に洋服が散乱してた、ってことは…少なくとも寝室からお風呂までは全裸だったはず…はぁ、ホントに龍哉に見られてなくてよかった…。
「……そっか」
あたしは安堵のあまり、大きく息を吐きながら返事をした。
「はい」
「…あれ?」
あたしはふと気付く。
「はい?」
「ベッドまで運んで、って言ったよね?」
「はい」
「……ぎっくり腰とか、ならなかった?」
あたしは思わず青ざめてそう訊いた。
だって、龍哉、細い、って言うか薄いから!