今さら恋なんて…



コートを通しても、龍哉の体温があたしの背中にじんわり伝わってくる。


「龍哉ってさぁ…」


「はい?」


「ジェントルマンだね」


「……ぷっ。久々に聞きましたよ。ジェントルマンなんて…」

龍哉は面白そうに笑うと、あたしを連れて歩き出した…。



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