今さら恋なんて…
「大丈夫ですよ。明日は遅番なので」
「そう?」
「はい。気にせず飲んでください」
龍哉はそう言って笑うと、ビールを飲む。
そこへ、
「お待たせー」
と、店員さんが焼き鳥の盛り合わせを置いていった。
「食べましょうか。どうぞ」
龍哉は小皿をあたしに渡してくれた。
「うん。ありがと」
大皿には同じものが2本ずつ載せられていたので、あたしはその中からねぎまを手に取った。
「龍哉は、一番好きなものから食べるんでしょ?」
思わずニコニコしながらそう言うと、
「……そうですけど…焼き鳥はシェアしないからいいでしょう?」
って、龍哉は少し拗ねた様に呟くと、ねぎまを手に取った。
「あはは。そうだね。いただきます」
「いただきます」