今さら恋なんて…
「……」
「…そうなんですか?」
「し、知らないよ」
「何か、顔赤いですけど…?」
龍哉はベッドに手をついて、あたしの顔を覗き込む。
「や、やめてよ、近いってば…」
「そんなに近くないですよ?」
「近いよっ」
「…それは、司さんが意識してるから、じゃないんですか?」
「!」
思わず凍り付いた様に龍哉を見ると、龍哉は面白そうに微笑んでいる。
冷静な龍哉が…恨めしい…。
「…睨まないでくださいよ」
「……」
「やっぱり可愛らしいですね、司さん」
「!」
「あはは。目が丸くなった」
「…からかわないで」
「からかってませんよ」
「……決めた」
「はい?」