今さら恋なんて…



そして、龍哉は自分の分のビールをグラスに注いで、

「いただきます」

って、グラスを掲げた。


あたしがコンビニでお金支払ったから、かな。


「うん。今日はありがとう」

あたしもグラスを掲げ、ワインに口を付けた。


「いえいえ。楽しかったですね」

龍哉もそう言うと、グラスに口を付け、半分程ビールを飲み干した。


「…そー言えば、寒いって言ってたのに、2人して冷たいお酒買っちゃったね」


「あ。そうですね」


「ま、いっか」


「はい。飲み始めれば関係ないですね」

龍哉はそう言って笑うと、ビールを飲んだ。


そして、お代わりをグラスに注ぎながら、

「今日はたくさん歩いて疲れたでしょうから、眠くなったら寝ちゃってもいいですからね。俺、適当に帰るので」

って、龍哉は意地悪な笑みを見せた。



< 407 / 479 >

この作品をシェア

pagetop