今さら恋なんて…
そして、龍哉は自分の分のビールをグラスに注いで、
「いただきます」
って、グラスを掲げた。
あたしがコンビニでお金支払ったから、かな。
「うん。今日はありがとう」
あたしもグラスを掲げ、ワインに口を付けた。
「いえいえ。楽しかったですね」
龍哉もそう言うと、グラスに口を付け、半分程ビールを飲み干した。
「…そー言えば、寒いって言ってたのに、2人して冷たいお酒買っちゃったね」
「あ。そうですね」
「ま、いっか」
「はい。飲み始めれば関係ないですね」
龍哉はそう言って笑うと、ビールを飲んだ。
そして、お代わりをグラスに注ぎながら、
「今日はたくさん歩いて疲れたでしょうから、眠くなったら寝ちゃってもいいですからね。俺、適当に帰るので」
って、龍哉は意地悪な笑みを見せた。