今さら恋なんて…
「すみません。今日は一際高いヒール履いてますね。視線が近いです」
龍哉はそう言うと、あたしの足元を覗き込んだ。
「シーフォートはカーペット敷きのところが多いので、足元気をつけてくださいね」
「うん。ありがと…」
「俺が支えるので平気だと思いますけどね」
龍哉の指があたしの腰をよりしっかりと捕らえる。
「う、うん…」
今日はタイトな服だから…余計に腰を捕まれてると恥ずかしいなぁ…。
そうこうしてる間にエレベーターがやってきて、次々と中にお客さんが吸い込まれていく。
3つあるエレベーターが順番に着いたから、あたし達も乗れそうだ。
龍哉に支えてもらいながらエレベーターに乗り込み、カゴはゆっくり上昇していった…。
そして、最上階に到着。
前に結婚式で来たけど…こんなに人居なかったからなぁ…。