今さら恋なんて…
そのあとは…2人で買い物して…お茶して…散歩して…お酒飲んで…っていうお決まりのコース。
そして、当たり前の様に龍哉に腰を絡め取られたまま…ほろ酔いで海が見える小道を歩いていた。
右手には海。左手には夜空に浮かび上がるシーフォートを見てゆったり歩いていると…とっても気分がよかった。
帰りの心配をしなくていいなら、砂浜まで降りて素足で歩きたいくらいの気分だった…。
「…今日、楽しい…」
思わずそう呟くと、
「…もう何回も言ってますね、そのセリフ。本当に楽しかったんですね」
って龍哉は笑いながら答えてくれる。
そして、あたしの肩を抱き寄せると、
「…俺も楽しいですよ。司さんと一緒だから…」
って、あたしの顔を覗き込む。
「…これからも俺と一緒に居てくれますか…?」
「…龍哉…」
そう呟いたあたしの唇に、龍哉の唇が触れる。