今さら恋なんて…



「そうなんだ」

コンシェルジュって仕事に全然詳しくないあたしは呆けた声を上げた。


「ええ。コンシェルジュは案内だけではなくて、お客様のあらゆるご要望を叶える仕事していますので…けっこう大変ですよ」


「へぇ…。この前気軽にカフェの場所聞いちゃったり、世間話しちゃったりして…何か申し訳なかったなぁ…」


「え?そ、そんなことないですよ。それが俺の仕事ですから」


「何か…カッコイイね、アタル…」

あたしは思わず手を止めて、そう呟いてしまった。


「…何か、恥ずかしいですね…そう言われると…」

アタルはよく焼けた頬を少し赤くして、ぼそぼそと呟いた。


「何か…司さん、人を褒めるの上手ですね」


「そうー?」


「はい。綺麗な人に褒められると嬉しいですね」


「……」


また綺麗って言われた。


…モテキか…?




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