姫と王子の物語
「あーあっ。私も一途でかっこいい王子様見つけて、恋がしたーい。」
こんにちは☆彡 私は豊崎姫♡夢見る華の高校二年生!
「姫はかわいいからすぐ彼氏できるわよー。クラスでは一番かわいいと思うんだけどなぁー。」
「すぐ彼氏できるとかそういうのじゃなくて絵本とか少女漫画みたいなロマンチックな恋がしたいのっっ!もう」
この子は私の親友、花宮麻貴 私とは正反対☆勉強も運動もトップクラス!クラスの学級委員 頼れる子なの!
麻貴は愛斗クンという彼氏がいるの!いーなぁー。
私にも いいことないかなぁー。王子様に巡り会いたいよ…

「あっ、姫まだこの本持ってるんだ。」
「うんっ。お気に入りなの。」
この本は[王子と姫の物語]っていう絵本で王子の愛が最後の最後で姫に伝わった、切ないお話なの。
この本がとっても大好きで、お伽話のような恋にすごく憧れてた。皆にバカにされても私は絶対王子様が迎えにきてくれる!って信じてるの!
私は名前の通り この世界で一番幸せなお姫様になってやる!
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