冬美の初恋
「……………」

何か、今の言い方だと…雨について妄想してましたって言ってるみたい!!(してたけど)

「てゆうか、ごめん、今の……今までの流れは忘れて!」

「え?」

「だから、要は……私が、言いたいことは」

「うん」

よくわからないながらも、頷いてくれた。

「仲直り、して…」

「………………」

「雨と、またつき合いたい」

「………………」

言えた。

私が雨に告白するの、何回目なんだろう。

恥ずかしくなり、また下を向いた。



「………………」

雨は何も言わない。

もう呆れてるのかな。

意見はコロコロ変わるし。

さっきの告白は何かグダグダだし。

面倒な女と思われても仕方ない。

「顔、上げて」

「……………」

言われたとおり、顔を上げた。

「………………髪に、泥ついてる」

「あ、ああ」

前髪についてる泥をさされて慌ててとろうとした。

「…………」

しかし、すんでのところで、雨に手を掴まれた。

よく考えたら自分の手も泥だらけだ。
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