冬美の初恋
転んだ拍子にポケットから落ちたらしい。
「ああ…さっき、帰るときにおばちゃんにもらったの。育てると良いことあるんだって」
「……ふーん。育てんの?」
「んーん。幸せになってほしい人にあげるのもいいって言ってたから、お兄ちゃんとノリちゃんにあげることにした」
私はジャージについた砂を払いながら立ち上がった。
「……山瀬たち?」
雨も立ち上りながら聞いてきた。
「うん。私は雨に会えた時点で幸せだし」
あの二人には、今回のことでお世話になったし。
「………………」
心なしか、雨の顔が赤くなった。
雨にあげるという選択肢もなかった。
なぜならば。
「……雨も、私が幸せにするし」
まぁ、あんまり雨に友達が増えても妬いちゃう…てゆうのもあるんだけど。
「…………………」
それまでの私は、自分の中の雨に恋していた。
でも、今は違う。
ちゃんと、現実を見て、雨が好きだと言えるよ。
「雨の事だったら何でも知りたい、今までの雨も……これからも」
「………………」
「何年先の雨も」
先のことは、わからなくても…雨といたい。
「好きだよ」
もう、口癖みたいになってる。
「……知ってるって」
「ああ…さっき、帰るときにおばちゃんにもらったの。育てると良いことあるんだって」
「……ふーん。育てんの?」
「んーん。幸せになってほしい人にあげるのもいいって言ってたから、お兄ちゃんとノリちゃんにあげることにした」
私はジャージについた砂を払いながら立ち上がった。
「……山瀬たち?」
雨も立ち上りながら聞いてきた。
「うん。私は雨に会えた時点で幸せだし」
あの二人には、今回のことでお世話になったし。
「………………」
心なしか、雨の顔が赤くなった。
雨にあげるという選択肢もなかった。
なぜならば。
「……雨も、私が幸せにするし」
まぁ、あんまり雨に友達が増えても妬いちゃう…てゆうのもあるんだけど。
「…………………」
それまでの私は、自分の中の雨に恋していた。
でも、今は違う。
ちゃんと、現実を見て、雨が好きだと言えるよ。
「雨の事だったら何でも知りたい、今までの雨も……これからも」
「………………」
「何年先の雨も」
先のことは、わからなくても…雨といたい。
「好きだよ」
もう、口癖みたいになってる。
「……知ってるって」