愛されオーラに包まれて
声の主は、みなみちゃん。

『今だから言うけど、私、タイちゃんのことが好きだったの』
『うんうん。そう思ってたよ、私も』

お母さんは同調する。

『だからさ、タイちゃんが今日彼女連れて来るっていうから、どんな人が来るんだろう、もし私が納得できない女なら、嫌がらせの1つふたつしてやろうかと思ったけど、遥香ちゃんを見て仕方ないと思った』
「どうして?」

私とみなみちゃんは同じ歳。
みなみちゃんにさっき"敬語は止めて"と言われたので、遠慮はしない。

『理由は2つ。ひとつは、タイちゃんが今まで付き合ってきた女性と、遥香ちゃんは全然タイプが違う。だから外見じゃなくて、内面的な魅力が遥香ちゃんにはあるんだろうな、と思ったこと。もうひとつは、愛する人を見つめる、目の色かな』
「目の色?私、そんなにラブラブビームみたいなのを泰河に送ってたかなぁ」
『勘違いしないで。目の色が違ったのは、タイちゃんの方』
『タイちゃん?面白いこと言うわねぇ、みなみちゃん』

お母さんも興味があるみたい。

『タイちゃんの遥香ちゃんを見る目の色、私、初めて見たもん。あんな風に常に愛しむ目で見らてているのって、女冥利に尽きるってもんだよ。だから遥香ちゃんからは、タイちゃんに愛されてますっていう・・・何て言うか、顔に文字が書いてあるみたいな・・・』
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