愛されオーラに包まれて
『そんなの、営業局の責任じゃないわよね。広告局にやらせればいいじゃない』

は?
何を寝惚けたことを言ってるんだこの人は。

搬入事故は、どんな原因があろうとも営業局が最前線に立つのが当たり前だ。
販売会社相手に営業をしているのは、うちの局なんだから。

私はブチ切れた。

「誰の責任とか、原因がどうとか、今はそんな話をする前に、月刊誌は決まった日にちで搬入させなければならない責任があるんです。きらきらは遠藤さんが部長の販売二部が担当でしょ?無責任な言動はしないでください!」

『この会議を何だと思ってるのよ。女性誌が売れるか売れないか、この会議でそれが占われると言っても過言ではない大事な会議なのよ!』

「では、伺いますが、遠藤部長がここにいて女性誌の企画をポンポン出せば、雑誌は確実に売れるんですか?」

会議の出席者はみな、私を見つめている。

「そんな未来の展望ではなく、会社の信用を維持するために、桐生さんがいようがいまいが管理職としてきちんと会社を守るための責任を果たさなければならないと思いますけど。それが出来ないなら、管理職手当は会社に返納すべきです!」

すると、誰かが

『彼女の言う通りだと思いますよ、遠藤部長』
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