声をくれた君に
「確かにこのクラスは今日で終わりだ。
全員が仲良くなれないままでも終わりだ。
寂しいのと同時にお前らには、悔しさも残ると思う。
けど…
お前らは2年だ、来年がある。
いや、たかが17歳だ、あと何年生きると思ってるんだ!」
担任は教卓をバシッと叩いた。
(何をいきなり熱く…?)
「今年失敗したからなんだ!
まだ次がある、やり直せる。
新しいクラスでやり直せばいい。
このクラスで誰かを傷つけてしまったと思うなら、もう同じことを誰かにするな。
それで来年誰かが傷つかずに済むなら、失敗だってタダにはならない。
来年は、それぞれのクラスで一丸となって、担任にすげーサプライズしてやれ。
それが教師の生きがいだからな。
サプライズはそのクラスが上手くいった証拠だ。
その証拠を見せつけられるのが教師の生きがいだ!
以上、解散!」
担任はさっさと教室を出て行ってしまった。
(嵐のような先生だ…)
担任は自分のことを守るためにイジメを隠していた。
イジメられる私が悪いと叱った。
ちょっとムカついた。
でも
(今の言葉は、ちょっと胸に響いた)
来年は、誰も傷つけない。
来年は、
(とびっきり素敵なサプライズをしよう)
そう胸に誓った。