声をくれた君に


「ゆうし…くん…」

「まだ終わってない」

(息が、苦しい…

でも…)

「私…悠梓くんにこういうことされるの嬉しいから

お仕置きになってないよ?」

「っ…!」

私がそう言うと、悠梓くんはキスを止めてしまった。

「あんた、俺のこと煽ってんの?」

「え、煽るって何を…」

「…なわけないよな」

悠梓くんは、はぁ、と息を吐いた。

「ねえ、悠梓くん…

もうやめちゃうの?」

私は潤んだ目で悠梓くんを見つめた。

「ば、ばか、やめろ、頼む!」

「え…?」

「これ以上は、やばい。

結構ガマンしてるから…

あんたのこと、大事にしたい」

悠梓くんは私の手首を解放し、そのまま抱き起こしてくれた。

「好きだ、珠李…」

悠梓くんとは、さっきとは違う、優しくて甘い甘いキスをくれた。

「悠梓くん…

私も大好き」

私も彼に応えようと、手に首を回し、自分から口付けた。

「ったく…

これから何度ガマンさせられるんだろうな」

私が彼の言葉の意味を知るのは、まだまだ先のことだ。





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