声をくれた君に


「ねえ、指切りしようよ」

「お互いが夢を叶えるように?」

「そう!」

「仕方ねーな」

私は悠梓くんと小指を絡ませた。

「私は歌手になる。

悠梓くんは美容師になる。

ふたりが絶対に夢を叶えるように…

指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ーます!」

「「指切った!」」

私たちはお互い照れくさくなってコツンと額を合わせて笑いあった。

「好きだ、珠李」

「私も」

「ちゃんと好きって言えよ」

「ふふっ、そう言われると恥ずかしいな…」

私はしっかりと悠梓くんの目を見つめた。

「悠梓くん、大好きっ」

「ああ、知ってる」

私たちはお互い吸い寄せられるようにキスをした。

長くて甘い

とても幸せなキスだった。

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