偽りの姫…本気の恋
セルシオが止まったのは

人気のセレクトショップの前…

修二さんの後ろを着いていく

「いらっしゃいませ。桜坂様」

落ち着いた服装の女の人が
お辞儀をする

「彼女にまずドレスを…」

「ありがとうございます
こちらにどうぞ」

カーテンで隠れた奥の部屋に
案内され、用意されたドレスの中から
オレンジの物を選んだ…

何故か沢山の紙袋を下げた
運転手さんとタバコをくわえた
修二さんが立ち上がって店を出た


又、後ろから歩き
セルシオに乗り込んだ

「なぁ、明日は何時に店に出る?」

「ずっといますよ…あの店しか
居場所がありませんから…」

「卑呀さんか…」

「別に…そう言う訳では」

「明日、店に顔出す」

そう言ってから
ずっと前だけを見てた
修二さん…


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