。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅴ・*・。。*・。
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To:リコ
From:朔羅
Sub:キョウスケが
本文:付き合うことになったらしいよー…
ベッドにごろりと横になりながらケータイでメールを打って……けれど途中まで打って、あたしは慌てて本文を消した。
「ダメだ!これじゃ軽すぎるっ!!リコが傷つく!」
………って
どうやって打ってもリコを傷つけるのは分かってるのに―――
でも知っていて、教えないのはもっと傷つける気がする。
ちゃんと真実を伝えなきゃ……
そう思ってもあたしの指は重くて一向にメールを打つことができないでいる。
結局、その日メールを打つことを諦めて、あたしは寝ることに決めた。
後回しは良くないけど、後日ちゃんと会って話そう。そう思ってベッドに入ったものの、眠気もやってこない。
―――深夜2:00
あたしはホットミルクでも飲みに……と言うか、ほとんど諦めだな。
台所に向かった。
台所の引き戸を開けると―――
テーブルに乗った、あたしの作った出汁巻き卵(明日の弁当用)の一つを手づかみで口に運んでいるキョウスケの後ろ姿が飛び込んできた。