。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅴ・*・。。*・。



おろかな生き物――――……


「……そ…そんなことないし!


そりゃ遠くのもんに…てか手に入りにくいもんほど手に入れたいって気持ちはあるけど


それがダメなことなんてない!」


思わず力説すると、キョウスケは「ふっ」と微笑を浮かべた。


「お嬢は……どんなときでもお嬢ですね」


言われた意味が理解できなくて、


どんなときも、どんなときも~♪


と、槇原敬之の『どんなときも。』が頭の中で流れる。


てかこんなときに歌ってる場合じゃねぇって!


でも―――


前に(みんなで)カラオケに行ったときにキョウスケが歌ってた、この歌が鮮明に頭の中に浮かび上がる。



『どんなときも、どんなときも

僕が僕らしくあるために

「好きなものは好き」と

言える気持ち抱きしめてたい

どんなときも、どんなときも

迷い探し続ける日々が

答えになること僕は知ってるから』




あの前向きな歌、大好きなんだ。


古い歌だし、メロディは何となく知ってる程度だし、でも……あのときはっきり聞いてその意味をちゃんと知った。





キョウスケはきっと―――もがいてるんだ。


答えを探している。



でも


その答えを





見えなくしてるのはあたしなんだね―――








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