この恋のとろける温もりを感じたい
どうしよう、この次に何を話せば言いの?
「蘭花さん...そんなに畏まなくても頭を上げて私に顔をじっくり見せてもらえるかな?」
緊張している私に気づいた桃也さんは背中を優しくさすってくれる。
落ち着け、まだ少ししか話してないぞ。
下に向けていた顔を上に向け、おじい様を見つめる。
「咲(さき)さん...」
咲さん?おばあちゃんの名前だ。
桃也さんのおじい様は懐かしい顔をしゆっくり手を伸ばすと私の手を握り締めた――...。